- 広島県世羅町で開かれた、1泊2日の合宿型イベント。
- 地元企業4社が抱える実際の困りごと(Webサイト制作やチラシ作成、SNSアカウント作成など。)に、参加者がチームに分かれて挑む。
- 2日間で企画から制作まで進め、最終日に企業さんの前で成果物を発表する。
世羅町DXハッカソンに参加してきました。
はらしょーです。
今回は「DXハッカソン」というイベントに参加してきたので、
その様子や感想を振り返っていきます。
ちなみにハッカソンとは「チームを組み、短期間でアイデアを形にする開発イベント」のことです。
「ハック(Hack)」と「マラソン(Marathon)」を組み合わせた造語ですね。
参加してよかったのはもちろん、自分が何を大切にして仕事をしたいのか、あらためて気づけた2日間になりました。
企画の内容
概要としては、「地元企業のリアルな課題に、Webスキルを使ってチームで解決する!」というものです。
もう少し詳しく書くと↓
企業さんの悩みや課題を直接ヒアリングし、提案、構築、納品まで進める、というイベントでした。


参加した理由
ぼくが参加を決めた主な理由は、「ヒアリング、提案の実践機会になる」ことです。
コーダーとして活動していますが、
最近のAIの台頭で「このままではいけない」という焦りがありました。
そこで「作業者を抜け出して、クライアントの事業パートナー(右腕)になる」というコンセプトの講座を受講。
上流工程やヒアリング、提案を学び、その講座が一通り終わったタイミングで、今回のDXハッカソンの公募を発見しました。
▼ その時の公募
「これは学んだことをさっそく活かせるチャンス!」
と思い応募した、というのがきっかけになります。
それに、「ハッカソンってやったことないし、楽しそう!」という好奇心も理由の1つです笑
つよつよなチームメンバー
ぼくは5人チームの一員として、参加しました。
チームメンバーを紹介すると、
マサタカさん
チームリーダー。
制作会社の代表をされていて、今回の進行管理やヒアリングなど、
チームの取りまとめをしていただきました。
後述しますが、かなりのクセ強個性的なメンバーたちだったので、
マサタカさんの配慮と判断のおかげで、目標に向けてチームとして動けたと思っています。
せりぽよさん
フリーランス歴10年のベテラン。
スキルとしてはWeb制作だけでなく、ドローン、ライティング、MEO、LINE構築、アプリ開発と「できないことあるんですか?」という勢いの、頼れるお姉さん的な方です。
メルさん
デザイナー。
今回がデザイナーとして初めてのお仕事とのことでしたが、
過去にブロガーとしてサイト売却を経験済み。
その経験もあってか、30社ほどのサイトをリサーチしたうえで提案資料を準備したり、
積極的に提案いただいたりと、「本当に初案件ですか???」と全員が疑うほどの対応をしていただきました。
はちわれさん
もともと交流があり、コーダーとして活動は知っていましたが、
デザイン経験や動画編集スキルもあり(知らなかった)、クリエイティブ面も担当していただきました。
はらしょー(自分)
運転手。コーディングもできる。
と、スキルの幅が広く、かなり個性あふれるメンバーでした。
企業さんの課題と制作物
企業さんは、お米・さつまいもの生産と販売をされているミライズフーズ様。
事前に伺っていた課題は3つです。
- 会社を紹介できるホームページがない
- Instagramをどのように運用すればよいかわからない
- 販売促進用のチラシを作った経験が少ない
これをもとにチームで打ち合わせし、担当を割り振ったあと、
当日のヒアリングと、クセ強幅広く対応できるメンバーそれぞれの提案を経て、
最終的に以下の7つを制作しました。
- ドローン空撮のFVと、ストリートビュー付きホームページ(WordPress 7P)
- Instagramテンプレート4種
- LINEのQRコード付きチラシ
- ホームページのQRコード付き名刺
- MEO
- お米、さつまいもや地元のニュース収集ツール
- 勤怠管理フォーマット
あらためてみると、
「2日間(実質30時間ほど)で、ヒアリングからここまで作ったのすごいな・・・!」
というボリュームです笑



ヒアリングのあと、ぼくは運転手としてドローン撮影場所までせりぽよさんを送迎しつつ、
ドローンベストを着て撮影の様子を見守ることを担当しました。

ドローンで撮影中 音が出ます

というのは半分冗談で。
ホームページのコーディングに加え、AI×情報収集ツール、勤怠管理フォーマットのヒアリングと実装も担当させていただきました。
実は前職で社内のDX推進を担当した経験があり、その時の経験を活かした形です。
事前にお聞きしていた要望にはなかったものの、
「他にも悩みや困りごとはないだろうか」
「農業で困っていることってなんだろう」
と考え、ふと
「そういえば農業やってる友人いたな」と思い出し、連絡。
思い出話をしつつ聞いてみると、「勤怠管理に困って、うちはこうやった」という話が出てきました。
そこで「企業さんも同じように悩んでいないかな?」と思い、聞いてみることに。

すると、「以前ツールを作ったけど、結局使わなくなってしまった」とのこと。
そこで、現場の方もチェックする方も無理なく使えるものを、と考えて提案させていただきました。
振り返って思い出した、こじらせ時代の話
こうして当日を振り返っていると、
「昔のぼくだったら、こんなふうに人と話しながら仕事を進めるなんて、できなかったな」と思いました。
以前のぼくは人付き合いが苦手で、コミュニケーションとか避けていましたし、
「メールの挨拶文って無駄では?」「雑談の意味とは?」というくらい、相当こじらせていました笑
特に会社員時代、営業職にもかかわらず電話対応がまぁひどくて
相手「いつもお世話になっております!!!」
ぼく「はい」
相手「今日そちらは寒いですか??」
ぼく「はい(ググればわかるんじゃね?と心の中で思いつつ)」
相手「そうなんですね!いや〜こっちは■○△で!」
ぼく「あの、ご要件お願いできますか?」
という「前置きはいいから、要件だけあればよくない?」な思想のもと、独特な合理性で生きていました。
しかもお客さんからは「態度は悪いけど仕事は早くて助かる」と評価(?)いただいてたおかげか、特に問題にもならず、こじれにこじれていたのです笑
※もちろん今はちゃんとしてますし笑、これを許してくれていた、当時の関係者の皆さんに感謝しています(遠い目)
こんなんだったので、独立したのも、
「コーディングならひとりで作業できる」と思ったのが理由の1つ。
それに独立したての時、実績は40件ほどで、フロントエンドスキルもあったので、
「すぐに仕事は取れるだろう」とタカをくくっていました。
ところが現実は、数千件の営業メールを送って、新規受注はわずか1件。
その1件も、継続にはつながらず。
今思えば、人のコミュニケーションやソフトスキルを軽視して、
避けていた結果だったと思います。
そこで、今活躍している方々からソフトスキルを学びつつ、
会話の練習として、「1回の会話で3往復」を目標にこっそり練習。
最初は「2往復もできん」の連続でしたが、毎日振り返って改善を回し、
今では初対面の方とも普通に話せるようになり、会話も楽しめるようになりました。
もしこじらせたままハッカソンに参加していたら、
ヒアリングで企業さんにまったく寄り添わず、
「要件のみ聞くマシーン」になっていたと思います笑
元こじらせコーダーが、身に染みたこと
そんな経験があったので、今回のハッカソンではコミュニケーションの大事さが身に染みました。
チームの皆さんはスキルや経験はもちろん、人として見習いたいところがたくさんある方ばかり。
たとえば、こんなところです。
- 「どんな想いで事業をされているのか」を一緒に言葉にしていくヒアリング
- 「これもできるけど、企業さんにとって本当に必要だろうか」を考えたうえでの提案
- チーム全体を見て、自分の役割を決める立ち回りや、サポートし合う気遣い
- 良いものをつくるために、夜通し作業して発表ギリギリまで調整する熱量
企業さんに喜んでいただけたのは、技術力の高さ以上に、こうした姿勢がベースにあったからだと思います。


実際、あとから企業さんに伺ったところ、発表で成果物を見て
「これは適当なコメントはできない」と感動し、急いでメモを取りながら聞いてくださったそうです。
▼ 企業さんの声 1つ目の動画です。
また納品時、ぼくが担当したニュース収集ツールと勤怠管理フォーマットを説明したところ、
「めっちゃいいですね!毎日使います!」
と言っていただけました。
企業さんとチームという立場を越えて、自分がつくったもので目の前の人に喜んでもらえて、
「こうゆうのめっちゃいいな」と、あらためて思えました。
以前のこじらせコーダーのままだったら、
「ハッカソンに紛れ込んだ運転手できる人」で終わっていたと思います。
最後に
今回のハッカソンは、楽しかったのはもちろん、今の仕事をするうえで大切なことにあらためて気づけた時間になりました。

ぼくはつくったり表現したりするのが好きなので、1人でもそれなりに楽しめます。
でも、自分の作ったもので周りの人も楽しんだり喜んだりしてくれると、
「自分も周りも楽しめるって、めっちゃいいことだな」と思います。
このブログをつくったときも、びっくりするくらいしょーもないアニメーションや演出を入れて、「全っっっ然意味わかんないブログできた!www」と1人で喜んでいました。
そこに周りから「めっちゃ面白いね!w」「声出して笑ったw」「アニメーションすごいっすね!」と言ってもらえて、
自分だけで完結していた楽しさが、周りにまで広がった感覚があって、
今回のハッカソンでも、自分がつくったもので喜んでもらえて、あのときと同じ感覚を思い出せました。
これからも今回のように、「周りも自分も楽しめるクリエイター」を目指して、活動していきます。
今回の機会を設けていただいた、世羅町の皆さん、ご参加いただいた企業の皆さん、企画・運営の皆さん、そしてチームの皆さん、ありがとうございました。

まだ若干こじらせているのは否めませんが、
運転手でもコーダーでも、はたまた別のなにかでも、また参加したいです。





